1. ホーム
  2. ブログ
  3. 「 シロアリ保険?:シロアリ対策はおろそかにできない重要ポイント 」

ブログblog

「 シロアリ保険?:シロアリ対策はおろそかにできない重要ポイント 」

初めての家づくりを成功させるために

家を建てることは、多くの人にとって人生の一大イベントです。

特に、初めて家づくりを行う方々にとって、夢のマイホームを実現するためには

様々なポイントに注意する必要があります。

中でも、木造住宅を選ぶ際に特に気をつけるべきなのがシロアリ被害です。

被害の防止策や家づくりの際に気をつける点について詳しくご紹介します。

シロアリ被害の実態と危険性

シロアリは木材を主食とする害虫で、住宅の土台や柱、梁など重要な部分を食害します。

特に、湿度が高く暖かい環境を好むため、北陸地域では特に多くシロアリ被害が発生しています。

また近年の高気密高断熱住宅が一般的になってからは特に被害が深刻化しています。

シロアリ被害が深刻化すると、家の構造的な強度が低下し、最悪の場合、倒壊の危険もあります。

シロアリ被害を受けている状態で巨大地震にあうと最初に設計した耐震強度が無効になります。

そのため、木造住宅を建てる際には、シロアリ対策をしっかりと行うことが重要です。

2階屋根裏のシロアリ被害?

日本で一般的なシロアリの種類

日本で問題となるシロアリには、大きく分けて以下の3種類があります。

1・ヤマトシロアリ

  主に日本全土に生息しており湿った木材を好みます。

  地中から家屋に侵入し、床下や基礎部分を中心に被害をもたらします。

  建物の基礎部分や土台木材から侵入し1階部分を食害します。

2・イエシロアリ

  温暖な地域に多く見られます。

  大規模なコロニーを形成し、一度侵入すると被害が広範囲に及びます。

  ヤマトシロアリと同様に1階部分を食害します。

3・アメリカ乾材シロアリ

  アメリカ乾材シロアリ(Drywood termites)は、木材内部に直接侵入します。

  その内部でコロニーを形成して木材を食害する害虫です。

  湿気を必要としないため、乾燥した木材でも生息できるのが特徴です。

  住宅は上に行くほど乾燥した状態となるため建物の2階部分などから侵入し

  徐々に構造体を通り1階に向けて食害していきます。

シロアリの駆除方法とは?

シロアリの駆除には、専門業者による以下の方法があります。

薬剤処理・・・直接木材に防蟻薬剤を注入してシロアリを駆除する方法です。※シロアリ自体がどこまで侵入したかがわからないため殆ど効果はありません。

燻蒸処理・・・建物全体をテントで覆い、燻蒸剤を使用してシロアリを一斉駆除する方法です。即効性があり、広範囲に効果を発揮します。※アメリカなど建物の間隔が広い場合に施行可能です。日本のように隣家が近い場合は施工ができません。

結論。シロアリ保険はありません。

結論で言うと木造住宅にとって脅威であるシロアリに対する保険は存在しません。

一般的に保険とは下記のようなものが代表例です。

「公的保険の種類」

健康保険・・・病院にかかった際に一部負担金を支払うことで治療を受けることができる

介護保険・・・介護が必要な方に、その費用を給付してくれる公的な社会保険です。

年金保険・・・日本に住む20歳〜60歳までの働ける世代の人たち全員が加入し、その保険料を以て高齢者や本当に保障が必要な人たちに年金を給付する仕組みです。

雇用保険・・・労働者が失業した場合などに必要な給付を行い、労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに再就職の援助を行うことなどを目的とした雇用に関する総合的な機能をもった制度です。

労災保険・・・業務上の事由又は通勤による労働者の負傷・疾病・障害又は死亡に対して労働者やその遺族のために、必要な保険給付を行う制度です。

「生命保険の種類」

死亡保険・・・病気やケガなどが原因で亡くなった時に備える生命保険(死亡保険)は、「終身保険」「定期保険」に分けられます。

医療保険・・・病気やケガによる入院や手術等に備える医療保険は、「終身医療保険」と「定期医療保険」に分けられます。

がん保険、3代疾病保険・・・終身医療保険や定期医療保険が幅広い病気やケガを保障するのに対して、特定の病気だけを保障する保険もあります。

将来に備える保険・・・将来に備える保険には、「個人年金保険」や「養老保険」があります。

「損害保険の種類」

自動車保険・・・任意保険とも言われていますが、車での事故の際の補償です。自動車を購入した際に強制加入するものは自賠責保険といい、対して任意保険とは自賠責で保証できない範囲を保証します。

火災保険・・・主に建物に対する保険です。自己所有建物や賃貸物件など広く対象で、火災によって建物が消失した際の保険です。

地震保険・・・地震によって建物に損害が出たり、地震によって火災になった際の保険です。注意点は火災保険に付帯するもので単独でセットできません。また、掛け金は火災保険の半分までとなります。

傷害保険・・・人のケガや死亡に備える保険で自転車運転中に他者に損害を与えた際や、動産に損害を与えた際の保険です。

上記が主な保険の種類です。

皆さんも聞いたり、入っていたり、これから加入を検討したり・・・。

こんなにもたくさんの保険があるのに、なぜかシロアリ保険はないんです。

何千万円という住宅ローンを借りて住宅を建てるのに、シロアリ保険はないんです。

シロアリ保証は存在しますが、それはシロアリ被害があった際に再処理の費用を一部負担してくれる保証です。

シロアリは一度入るとどこまで侵食したかを判断することは不可能です。

なぜならば、建物全体をCTスキャンのようなもので透視して確認することができないからなんです。

だからこそ家全体に万全のシロアリ対策を施す必要があります。

これは建てた後からは2度とできないことなので新築時に必ずやらないといけない事なのです。

error: Content is protected !!