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価格も性能も妥協しない家づくり:シロアリ被害を軽視していませんか?


あなたの家は本当に“守られている”と言えますか?

家づくりにおいて、断熱性能や耐震性能、デザイン、間取りにこだわる方は年々増えています。
注文住宅 で理想の マイホーム を叶えたいと考える方にとって、性能や インテリア、リビング の広さ、キッチン の使い勝手は重要なテーマです。

しかし、ここであえて問いかけたいことがあります。

シロアリ対策、本当に理解していますか?

木造住宅である以上、シロアリのリスクから完全に逃れることはできません。
どれだけ デザイン住宅 であっても、どれだけ 自由設計 であっても、構造体が食害されればすべてが無意味になります。


木造住宅とシロアリは“切り離せない現実”

日本古来のシロアリとは何か?

日本には古来より

・ヤマトシロアリ
・イエシロアリ

が存在しています。

ヤマトシロアリは比較的寒冷地にも分布し、日本全国に広がっています。湿った木材を好み、主に床下や水回り付近に被害が集中します。

イエシロアリは温暖地を中心に分布し、被害規模が大きく、巣から100m以上離れた場所まで被害を広げることがあります。

これらの古来種は、湿気を好み、柔らかくなった木材を中心に食害する特徴があります。顎の力も限定的で、腐朽材を好む傾向がありました。

そのため、日本の法律では「地面から一定高さまでの処理」が基準とされてきました。


外来種の脅威:アメリカ乾材シロアリ

近年、日本で問題になっているのが

アメリカ乾材シロアリ

です。

家具の輸入や木材流通により侵入したとされ、現在は福井県でも被害発生の報告があります。
アメリカ乾材シロアリは福井県にはいないと言っている営業マンがいまだに存在することが恐ろしいことです。

この種の特徴は、

・乾燥した木材を食害
・顎が非常に強い
・健全材でも侵入
・空中から侵入可能
・屋根裏や壁上部から侵入

という点です。

つまり、

地面からの対策だけでは防げません。

ここに現在の法規制との大きなギャップがあります。


建築基準は“昔のまま”という事実

現在の防蟻処理基準は、数十年前の状況を前提としています。

当時は外来種の被害がほぼ確認されていなかったため、

「床下を中心に処理すればよい」

という考え方でした。

しかし今は違います。

にもかかわらず、建物全体処理が義務化されていないのはなぜか?

答えはシンプルです。

コストが上がるから。

建物全体を処理すれば、数十万円単位で価格が上昇します。

価格競争が激しい住宅業界において、それは販売不利になる可能性があります。

つまり、

お客様目線ではなく、住宅会社目線の都合が優先されている現実があるのです。


シロアリ対策の種類と本当の問題点

農薬系防蟻材の実態

最も一般的なのは、農薬系の薬剤塗布です。

特徴:
・初期費用が安い
・施工が簡易
・保証がつきやすい

しかし問題は、

・揮発性がある
・5年程度で効果低減
・再処理が必要
・人体への影響懸念

現在は人体配慮のため濃度が抑えられています。

その結果、持続性が低下しています。

さらに、高気密高断熱住宅では揮発成分が室内に滞留する可能性があります。

健康住宅 を目指すなら慎重に検討すべきです。


加圧注入処理

加圧注入は、ある程度の表面まで薬剤を浸透させる方法です。

・長期持続
・ある程度表面まで保護
・構造材に有効

ただし、使用範囲が限定されるケースが多い。

土台のみ処理、柱は未処理、1階だけ使用という事例も存在します。

これでは外来種対策としては不十分です。


ホウ酸処理の優位性

ホウ酸は揮発しません。

・半永久的効果
・人体影響が極めて低い
・揮発しない
・再処理不要(理論上)

重要なのは、

建物全体に施工されているかどうか。

部分施工では意味がありません。


“下部のみ施工”の危険性

多くの会社では無施工。
処理していたとしても

・土台のみ

・地面から一定の高さまで

・床下のみ


長期優良住宅という聞こえの良い制度がありますが、この場合上記の処理でOKとされています。
一体どの部分が長期優良住宅なのでしょうか。

しかしアメリカ乾材シロアリは屋根裏から侵入します。

上部未施工なら、

いくら下部を処理しても意味がありません。
しかも半永久的な効果はあるのでしょうか?

それは“安心しているつもり”というだけです。


もし被害を受けたら?燻蒸という現実

燻蒸(くんじょう)は、建物全体をテントで覆い、ガスで処理する方法。

アメリカでは一般的。

しかし日本では

・住宅密集
・薬剤飛散リスク
・数日退去
・家財防護必要
・高額費用

という理由でほとんど採用されていません。

つまり、

事後対策は現実的ではない。

最初がすべてです。


“保証があるから安心”の落とし穴

シロアリ保証がある会社は多いです。

しかし内容を確認していますか?

基礎パッキンメーカー保証に依存しているケースもあります。

構造体無処理でも保証が出るケースも。

保証は「防いでいる証拠」ではありません。


車は調べるのに、なぜ家は調べないのか

数百万円の車は調べます。

しかし数千万円の 家 は、

「大手だから大丈夫」
「営業がいい人だから」

で決めていませんか?

それは危険です。

家は人生最大の買い物。

ライフプラン 全体に影響します。


実例紹介:対策の違いで差が出る

A様邸(全体ホウ酸処理)

新築マイホーム 計画時、全面ホウ酸処理を採用。

10年後も再処理不要。
床下点検で異常なし。

安心して 暮らしを楽しむ 状態。


B様邸(下部のみ簡易処理)

築8年目、屋根裏で被害確認。

修繕費約200万円。

部分的な構造補強。

「最初に知っていれば…」


価格も性能も妥協しないとは何か?

安くすることではありません。

見えない部分に投資すること。

耐震
断熱
防蟻

すべては土台です。


福井という地域特性も考える

福井 は多湿で積雪地域。

湿気はシロアリの好環境。

さらに高断熱化により壁内環境が安定し、侵入後の被害発見が遅れる可能性も。
四季が二季になるといわれている現在の日本では平均気温が上昇し、アメリカ乾材シロアリの好む生息環境が整いつつあります。
今は比較的少なくともいずれは確実に大多数の被害を発生させる要因となります。
コロナ過で住宅着工数の大幅減少や、住宅価格の高騰を発生させた要因はアメリカからの住宅用の材木が輸入できなくなったことからです。
これが示すのは多くの材木がアメリカから輸入されているという現実です。
つまりアメリカ乾材シロアリは常に輸入されているのと同じことを意味します。


結論:最初しかできない

もう一度言います。

シロアリ処理は最初しかできません。

壁を閉じた後では遅い。

後悔しても遅い。


本当に守るべきものは何か?

家づくり は夢。

しかし夢は構造体が守ります。

木の家 である以上、防蟻対策は必須。

健康住宅
ZEH
デザイン住宅

どれも構造が守られてこそ成立します。


まとめ

価格も性能も妥協しないとは、

見える部分だけでなく、

見えない部分まで責任を持つこと。

シロアリ被害は他人事ではありません。

あなたの マイホーム を守るのは、
あなたの知識と選択です。

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