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注文住宅の失敗ランキングTOP10|建ててから気づいた後悔ポイント


注文住宅の失敗ランキングTOP10|建ててから気づいた後悔ポイント

「せっかく高額な費用をかけて建てたマイホームなのに、住み始めてから後悔してしまった…」という声は少なくありません。
特に注文住宅は自由度が高い反面、間取り・設備・導線などで失敗しやすいポイントが多く存在します。

この記事では、実際に建てた人が後悔した“失敗例”をランキング形式で紹介し、
さらに、どうすれば同じ失敗を防げるのか、住宅のプロ視点で解説します。


注文住宅の失敗ランキングTOP10

第1位:収納不足で家が片付かない

「収納は多めにしたつもりだったのに、全然足りない!」
「季節用品や子どもの荷物があふれて後悔している…」

失敗の原因

  • 設計時に「現時点の荷物」だけを基準にして収納計画を立てる
  • 将来の生活スタイルの変化(子どもの成長・趣味の増加)を考慮していない

対策

  • 家族構成の変化や10年先の荷物量をシミュレーション
  • パントリー・シューズクローク・ファミリークローゼットなど、大容量収納を分散配置

第2位:生活導線の悪さで家事が大変

「洗濯機から物干し場が遠い」
「キッチンとダイニングの距離が無駄にある」

失敗の原因

  • デザイン重視で動線を無視した間取り
  • 毎日の家事動線(洗濯・料理・掃除)をシミュレーションしていない

対策

  • 洗濯動線(洗う→干す→たたむ→しまう)を一直線に
  • キッチン・パントリー・ダイニングを三角動線で効率化

第3位:コンセントの位置・数が足りない

「家電が増えてタコ足配線だらけに」
「掃除機をかけるたび延長コードが必要」

失敗の原因

  • 設計時に家具や家電の配置を想定していない
  • 将来の家電増加を見越していない

対策

  • **「家電のある場所」+「充電する場所」+「掃除機用」**で最低3箇所を基準に
  • スマホやパソコンの充電スペースを確保

第4位:日当たり・採光の失敗

「リビングが暗くて昼間でも照明が必要」
「隣家の影で冬は特に寒い」

失敗の原因

  • 立地や周辺建物の影響を考慮せずに窓配置
  • 南向きにこだわりすぎて夏の暑さ対策を怠る

対策

  • 周囲の建物・日照シミュレーションを必ず実施
  • 採光と断熱を両立させるために庇やシェードを活用

第5位:リビングが狭く圧迫感がある

「家族が集まるとリビングが窮屈…」
「もっと広くすれば良かった」

失敗の原因

  • 他の部屋を優先してLDKを削る
  • 収納不足で物がリビングに出っぱなし

対策

  • LDKは18帖前後を目安に余裕を持たせる
  • リビング収納を確保し、物を隠す工夫をする

第6位:キッチン周りの後悔(作業スペース・収納不足)

「作業台が狭くて料理がしづらい」
「ゴミ箱の置き場がなくて困る」

失敗の原因

  • 見た目重視でカウンターや収納を削る
  • ゴミ分別スペースを考えていない

対策

  • 作業台の広さは最低60cm以上確保
  • ゴミ箱の位置・種類を設計段階でシミュレーション

第7位:トイレや洗面所の場所・広さ

「トイレが狭くて掃除が大変」
「来客が使いづらい場所にある」

「来客用の手洗い動線を考えていなかった」

失敗の原因

  • 最小限のサイズで設計して圧迫感
  • 動線や使い勝手を考慮していない

対策

  • 1階と2階に1つずつトイレを配置
  • 洗面台は家族の人数に合わせてダブルボウルも検討
  • パウダースペースと洗面ボウルを分けることで混雑解消

第8位:外構・駐車スペースの不便さ

「車の出し入れが面倒」
「外構工事をケチって後悔」

「敷地への車の侵入経路の確認不足」

失敗の原因

  • 家本体に予算をかけすぎて外構が後回し
  • 駐車場のサイズ・配置を計画していない

対策

  • 外構計画を家づくりの初期段階からセットで検討
  • 車のサイズ・台数を基準に駐車スペースを確保
  • 歩道が道路と敷地の間にある場合は乗り入れの幅を確認

第9位:防音・プライバシー不足


「隣家の視線が気になる」

「国道沿いや大通りの為、騒音被害が想定外」

「換気口からの音の侵入がひどく落ち着かない」

失敗の原因

  • 床材や壁の遮音性能を軽視
  • 窓の配置が外部から丸見え
  • 換気システムからの音の侵入に気づかなかった

対策

  • 吸音材・3重窓の採用で防音強化・第1種換気システム採用で音の侵入を防ぐ
  • カーテンや外構で視線をカットしたり、隣家の窓の位置を把握しながらプランを作成する

第10位:将来のメンテナンス費用を考えていなかった

「外壁や屋根の修繕費が想定外に高い」
「設備の交換が思った以上に早かった」

「太陽光パネルを建築当初に採用しなかった為、光熱費が高い」

「断熱性能を考えなかった為、暑さ寒さ対策で電気代がとても高額」

「長期優良住宅という言葉を信じたが不要なメンテナンスが必要になった」

「しっかりとしたシロアリ対策を怠り15年後にシロアリ被害を受けた」

失敗の原因

  • 外壁や屋根をデザイン重視で決めて耐久性を無視
  • 特に傷みやすい外壁をサイディング材を使い耐久性が劣る
  • 将来的なランニングコストを考えなかった
  • シロアリ対策を軽く見て検討しなかった
  • 断熱性能を各社比較しなかった

対策

  • メンテナンスコストの少ない素材(ガルバリウム鋼板・高耐候塗り壁)を選ぶ
  • 設備は「保証・交換周期」も含めて比較
  • 特に最近では「設備機器10年保証」がありエコキュートやIHヒーター等の交換の際の費用負担が激減
  • 設備メーカー初期保証はほとんどの場合1年しかないためそれ以降は費用負担が発生する

注文住宅で後悔しないためのポイント

  • ライフスタイルを20年先まで想定して設計
  • 収納・動線・採光・外構の4大要素を最優先
  • 建築中の現場確認や3Dシミュレーションで使い勝手を可視化

まとめ|失敗例を知ることが成功の第一歩

注文住宅は自由度が高い分、決めることが多く失敗も起こりやすいです。
しかし、「よくある失敗例」を事前に知って対策すれば、満足度の高い家づくりが可能です。

各社の仕様素材や性能、価格を含めた生涯コストを比較検討することで失敗を防げます。

価格も性能も妥協しない家づくりが失敗しない家づくりの初めの一歩です。

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