太陽光システム導入:その説明、騙されていませんか?
電気代は一生支払い続けるローンのようなもの
太陽光発電をお値打ちに取り入れることが可能であれば電気代を大幅に削減できます。世界情勢の悪化によるエネルギーコストの増加や、様々な要因による電気料金の値上げが続いており、1990年と2019年を比較すると約22%も増加しています。今後も毎年2%程度上昇することが予想されています。特に老後を迎える頃には今と比べ物にならない電気代が予想されており、老後の収入が下がっている時点での電気代負担は耐えられるものではありません。下記の表は、標準的な建物に比べて『断熱等級7の住宅』との年間電気代の差額と、『断熱等級7の住宅』に太陽光を設置した場合の電気料金の比較です。

太陽光システムは元を取れるのか?
知らないと大きな損をします
太陽光システムを採用する場合は1KWをいくらで搭載できるのかがとても重要な問題です。一般的には住宅を新築する際に、住宅会社から提示される金額は28万円~31万円/1Kwが一般的です。ほとんどの場合、太陽光を搭載した場合の、月々の電気代削減分のみを説明されます。そのため、毎月電気代が相当安く見えるためメリットがあると思い導入されます。しかし、ここで注意が必要なのは初期導入費用が回収できていないため、収支はマイナスになっている状態が認識されていないことです。太陽光を設置する場合はほとんど住宅ローンを建物と同時に使用します。この場合、太陽光の金額分を借入年数×金利分も合わせて支払うことになるため、回収年数はさらに伸びることになります。
28万円/1Kwで購入した場合
下記の画像は1Kwを28万円で購入した場合の20年間におけるシミュレーションです。搭載容量は7.92Kw設定です。この場合の減価償却年数は16年でやっとプラスになっています。初年度からのメリットは22.3万円と太陽光搭載のメリットは十分出ていますが、設置費用を加味するとまだまだマイナスの状態が続いています。また、これとは別に蓄電池を搭載しますと、減価償却はほぼ不可能となります。災害に強い家にしたいという目的の場合は良いですが、蓄電池の寿命を考えるとどうでしょうか。

13万円/1Kwで購入した場合
1Kwを13万円で購入した場合は6年でプラスに転じています。20年後の収支を考えても13万円/1Kwで設置できるとメリットが大きいことがわかります。この収支表は20年間の収支の為、40年使用した場合は374万円ほどのメリットを受けることができます。

0万円で搭載した場合はどうなるのか
0万円(キャンペーン等で無料の場合)で搭載した場合は、もちろん初年度からプラスになります。この場合は20年間で収支がプラス300万円となり、40年では600万円程がプラスになると予想されます。キャンペーンなどで無料で設置できる場合はこれだけ大きなメリットを受けることができます。注意点としては、太陽光の設置価格が建物価格に充当されている場合、建物価格が高額になっている事があります。建物の価格を性能や仕様、デザイン等しっかりと比較判断する必要があります。

再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)とは?
再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)はご家庭の電気料金明細に記載されています。この再エネ賦課金は年々単価が上昇しているのが現状です。再エネ賦課金はご家庭で使用された電気総量に対してかかる費用であり、毎月の電気料金明細表に記載されています。太陽光を導入すると自家消費により使用総量が下がるため、賦課金自体が削減されます。
一般的な電気契約の料金内訳



太陽光システムを搭載する事で生涯コストを削減
下記の表は新築住宅を建築した際の生涯コストを比較した物理的表となります。
建物性能でも圧倒的な生涯コストが変わりますが、太陽光システムを無料で搭載(8.3Kwの場合)する場合生涯コストが50年間でメンテナンス費を含めても790万円ほどのメリットが発生します。
これにより50年間の電気代をほぼゼロにすることが可能です。

まとめ
電気代がますます上昇している現在、住宅を建てる際の太陽光搭載はスタンダードとなってきています。物価高騰や生活の負担が大きい時代だからこそ、太陽光システムによって電気代を大幅に削減することは家計を助ける大きなポイントです。ロジックホームの超高性能住宅に太陽光を設置することで、最高の住環境を手に入れてみてはいかがでしょうか?