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超大型台風接近:その時身を守るためには?

日本は毎年、台風シーズンを迎えますが、近年では超大型台風が頻発し、想像を超える被害をもたらしています。今回は、超大型台風が接近した際にどのようにして自分や家族、そして大切なマイホームを守るべきかについて詳しく解説します。

台風による被害の現状

台風の強さと影響範囲

近年、台風の勢力が強まっている背景には地球温暖化の影響が指摘されています。超大型台風は広範囲にわたり甚大な被害をもたらし、特に住宅やインフラへのダメージは深刻です。家づくりを考える際には、これらのリスクに対応できる耐震住宅省エネ住宅を選択することが重要です。

過去の事例から学ぶ

過去の台風被害を振り返ると、多くの新築一戸建てが屋根や壁に深刻な損傷を受け、住めない状態になるケースが多数報告されています。これにより、後悔しない家づくりのためには、台風や地震などの自然災害に対する備えが欠かせないことが再認識されます。

自宅を守るための具体的な対策

家づくりの初期段階で考えるべきこと

注文住宅や新築を計画する際、最も重要なのは建物の構造です。耐震等級3断熱等級7など、最新の建築基準を満たす設計を選択しましょう。さらに、工務店や設計士と連携し、台風や大雨に対する防災対策を取り入れることが求められます。

強風対策のための屋根と外壁の選び方

マイホーム計画において、強風に耐える屋根材や外壁材の選定は極めて重要です。金属製の屋根や、耐久性の高い外壁材を使用することで、風による損壊リスクを大幅に低減できます。

窓やドアの補強

台風による飛来物が最も影響を与えるのが窓やドアです。強化ガラスやシャッターを設置することで、万が一の被害を最小限に抑えることができます。リノベーションの際にも、これらの対策を考慮することが大切です。

家の周囲の安全確保

排水システムの整備

超大型台風時には、雨量が一気に増加するため、新築戸建ての敷地や周辺の排水システムがしっかりと整備されていることが不可欠です。水はけの悪い土地では、浸水リスクが高まるため、事前に建物の基礎高さや地盤面の高さ設定などの造成対策が必要になります。

庭や外構の整備

エクステリアや庭の植栽は、強風で飛ばされる危険性があるため、風に強い植物を選ぶか、鉢植えなど移動可能なものにするのが検討が必要です。近年の大型台風は風速50mを越えることが見られ、屋外のものは吹き飛ばされるリスクが格段に高まります。

暮らしの中での対策

台風発生時の注意点

※ダイアモンドオンラインより転用

早めの情報収集と行動

台風が接近した際には、早めの情報収集と準備が大切です。スマートフォンやテレビで最新情報を確認し、必要に応じて避難の準備を整えましょう。緊急時にも安心して過ごせるよう、家族全員で対応策を共有しておくことが重要です。また、スーパーなどでは台風が近づくにつれ物流が滞るため品薄状態が発生します。すでにスーパーなどでは水の購入制限がかかっており、災害時には購入できないことも見られます。早めに必要なものや、消費期限の長いものなどをストックするように努めましょう。

停電や断水に備える

停電や断水は、台風時に頻繁に発生します。非常用の電源や水の確保はもちろん、長時間の停電に備えて、携帯充電器やポータブル電源の準備も必要です。また、停電時でも快適に過ごせるよう、省エネ住宅の設計を検討することも有効です。

運転中に台風に遭遇した場合

冠水した道路の対策

台風時に最も危険なのが、冠水した道路です。特に夜間は視界が悪く、冠水に気づかずに進入してしまうことが多いため、台風時の運転は極力避けるべきです。やむを得ず運転する場合は、冠水が予想される道路を避け、リスクを最小限に抑えるルートを選びましょう。

車内に閉じ込められた場合の対処法

もし、冠水した道路で車が動けなくなった場合、速やかに車外に避難することが推奨されます。水位が急速に上がる恐れがあるため、シートベルトを外し、窓を開けて脱出準備を行いましょう。

超大型台風後の復旧と再建

被害の確認と修復作業

台風が過ぎ去った後は、速やかに自宅や周囲の被害を確認し、修復作業を始めることが必要です。台風が過ぎた後は補修で対応待ちとなることが多く、すぐには工事を行なってもらうことが難しいのが現状です。おおよそ完了までには3ヶ月ほどかかることが多く見られます。被害状況を確認し、素早く専門業者と連携し、屋根や外壁の損傷を修復することで、次の台風に備えることができます。

保険の活用と再建計画

台風による被害は、保険でカバーできる場合があります。事前に保険の内容をしっかり確認し、適切な手続きで補償を受ける準備をしましょう。近年の災害頻度とレベルの上昇により令和6年10月より火災保険が値上がりすることがすでに決定しています。保険期限が近いものに入っている方は10月までに一旦切り替えて、最長5年で掛け直すほうがコストメリットが高くなります。値上がり率は15〜20%程度と言われています。

まとめ

超大型台風はいつでも襲来する可能性があり、私たちの暮らしや家づくりに大きな影響を与えます。今回ご紹介した対策を参考に、台風に備えた注文住宅や新築の計画を進めてください。家づくりは一生の一大プロジェクトであり、自然災害に強い住まいを実現することで、マイホームでの快適な暮らしを守り抜くことができます。

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