断熱等級7の家が実現する快適空間:生涯快適空間で暮らすための家づくり
近年、住宅の性能向上が進み、断熱等級7の家が注目されています。この最高等級の断熱性能を備えた家は、夏涼しく冬暖かい快適な環境をもたらし、家族の健康を守るだけでなく、ライフプランにおいても長期的なメリットをもたらします。インテリアから家事楽な設計まで、快適な空間作りのためのアイデアをご紹介します。圧倒的な性能だから各種補助金にも対応可能です。後悔しない家づくりのために妥協のない断熱性能はとても大切です。皆さんは寒い家vs暖かい家どちらに住みたいでしょうか?
断熱等級7とは?最新の断熱基準を知る
断熱等級7の基本情報
2022年の建築基準改正により、断熱等級は最高レベルの「等級7」まで設定されました。これは、一般住宅の断熱性能を超えた、高度な断熱性能を求める家づくりに適しています。等級7に対応した住宅は、室内温度を外気に左右されにくく、常に一定に保つことができます。世界的に性能に厳しいヨーロッパを基準とした家づくりとなり国際的にも価値のある家づくりとなります。
断熱性能がもたらす快適性と健康
断熱性能が高い家では、室内の温度差が少なく、湿度も適度に保たれやすくなります。これにより、季節に関係なく室内環境が快適で、寒暖差による健康リスクの軽減も期待できます。特に子どもや高齢者にとって、温度が安定した環境は大きなメリットです。エアコン1台で快適空間を実現するためには必須の断熱性能です。断熱等級6以下ではエアコン1台冷暖房を実現するには冷暖房負荷が著しく上昇します。
長寿命な家づくりの視点からの断熱等級7
長く快適に住み続けるためには、家の老朽化や将来のリフォームも見越して設計することが大切です。断熱性能の高い家は、構造自体が湿気や結露から守られやすいため、家自体の劣化が抑えられるというメリットもあります。
断熱等級7の家がもたらす生活の変化
季節を問わず一定の快適温度を実現
断熱等級7の家では、四季折々の寒暖差をほとんど感じることなく、常に快適な温度を維持できます。例えば、真夏の暑い日でもエアコンの効きが良く、エネルギー消費を抑えながら涼しく過ごせます。一方、冬も暖房が効きやすく、光熱費を削減しつつ暖かい室内空間を実現します。冬場にTシャツ1枚で暮らせるとはこの性能だからこそ実現することが可能となります。
・江守中モデルでの温度データ(換気システムの操作盤画像
・令和6年11月8・9日の建物内部温度と外部温度
・早朝6時が最も気温が下がり外気温8度程度ですが、同時間の建物内部の温度は22度を保っています
・エアコンは11月1日から稼働していないため日中の日射のみで温められ、翌日まで保温されています
・窓は一切開けておらず、熱交換全館換気システムのピュアなデータです
・換気システムはECOお任せモードで稼働しています
長期的なコストメリットと光熱費削減
断熱性能の高い住宅は、冷暖房の使用を抑えることで光熱費の節約にもつながります。月々の光熱費を大幅に削減し、長期的なライフプランにおいて大きなコストメリットをもたらします。また、断熱等級7の家は、50年間で比較すると断熱等級5の家と比べると生涯電気代が700万円以上差が開きます。これがもし断熱等級4の家だとどうなってしまうでしょうか?また、ZEH(ゼロエネルギーハウス)対応住宅とも相性が良く、太陽光発電や蓄電池と組み合わせることでさらにエネルギー自給率を高めることが可能です。電気を多く消費しやすい洗濯機や、食器洗濯機、エコキュートなどを夜間電力で稼働するのではなく、日中発電した電気で動かすように設定すると、電気代は無料となります。
「家事楽」の設計で快適な暮らしをサポート
高断熱性能を活かし、日中は自然光を最大限に取り入れた設計や、収納や動線に配慮した家事楽な住まいを実現することで、住む人が楽しく、ストレスなく過ごせる環境が整います。家中どこにいても快適な空間となるため、家事がとても楽になり、お風呂上がりに寒いということがなくなります。断熱と合わせて機能性を考慮することで、住まいが家族全員の快適な生活の基盤となります。冬であれば日射を取得することで自然の力で建物内部を温めることが可能です。これにより暖房の稼働時間が大幅に削減できますし、電化製品に頼った暖房が削減できます。
老後も安心!断熱等級7の家で生涯快適に暮らす
高齢者にも優しい温度環境
高断熱の住宅では、冬場でも寒さを感じにくく、ヒートショックのリスクが低減されます。国の研究により、高断熱住宅に住んだ場合、基礎疾患である気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎などが劇的に改善することがわかりました。これにより医療機関にかかる通院費が大幅に削減することができます。高齢になってからも安心して暮らせる環境を整えるためには、断熱性能を重視した家づくりが大切です。人間いつしか老いるものであるため、元気な今、老後の自分のことを考えた家づくりを検討しましょう。
バリアフリー設計と断熱の相性
バリアフリーを重視した設計と断熱性能を組み合わせることで、老後の暮らしにおいても住みやすい環境が整います。例えば、段差の少ない設計と熱交換型換気扇による全館空調を組み合わせると、足元の冷えを感じにくく、高齢者にとっても快適な環境となります。高齢者にとって快適な空間は誰にとっても快適な空間と言えるでしょう。
断熱等級7の家を実現するために選びたい建材と施工方法
高性能な断熱材の選び方
断熱等級7の家を建てるためには、高性能な断熱材の選択が不可欠です。断熱材には、気密性能の高い発泡ウレタンフォームなどを使用し、外断熱を組み合わせたダブル断熱が必須です。断熱材にも性能がそれぞれあるため、ダブル断熱であれば断熱等級7になるというのは大きな勘違いです。標準仕様をもとにプランが出来上がったら住宅会社に断熱計算をしてもらい断熱等級7(Ua値0.26以下)の性能が満たされているかを確認しましょう。住宅営業マンがプランを書くような会社はそもそも断熱性能の理解がないため、断熱等級7を謳っていてもほとんどの家が基準を満たしていません。
窓・ドアの断熱性能強化
家の断熱性を高めるためには、窓やドアの断熱性強化も重要です。樹脂枠や木製枠を使用し、トリプルガラスを採用することで、外気の影響を受けにくく、室内の温度が安定しやすくなります。建物の熱の移動で最も多い部分は窓です。ここの性能を高めないとそれ以外にこだわっても性能を高めることはできません。
隙間をなくす高気密施工
断熱性能を最大限に発揮するためには、隙間をできる限り減らす高気密施工が重要です。気密性が高い家は、断熱材の性能をしっかりと活かすことができ、長期にわたって快適な室内環境を保つことが可能です。望ましいのは気密性能を示す値であるC値がC値0.3以下です。この気密性能は測定用の機械でないと計測ができません。必ず気密施行がしっかりできているか測定してもらうことが必要です。高気密高断熱住宅が当たり前になっているため、ちゃんとした会社は気密測定がオプションではなく、標準採用となっています。ではなぜ気密が必要なのかというと、高級羽毛布団を使っているが首元が隙間を開けているとどうでしょうか?もちろん寒いですよね?これと同じで温まった空気が漏れてしまえば意味がないのです。
まとめ 〜生涯快適に暮らせる断熱等級7の家づくり〜
断熱等級7の家は、快適な生活環境と経済的なメリットを提供するだけでなく、家族全員が健康で安全に暮らせる環境を提供します。高い断熱性能は、老後の安心な住環境づくりにも繋がり、ライフプランにおいて大きな価値があります。断熱性能を妥協しないことでさまざまな生涯コストを大きく押し下げる効果があります。
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